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『海は見えるか』35

JUGEMテーマ:小説/詩


 敢えてお叱りを覚悟で書きますが、本当に防潮堤は必要なのでしょうか?
 
 例えば、被災した宮城県山元町に実家があり、植物工場を利用して「みがきイチゴ」というブランドを創り上げ成功している岩佐大輝氏と一緒に山元町に完成した防潮堤を見に行ったことがあります。
 山元町の海岸は東北では珍しい砂浜で、東北ではサーフィンのメッカとして知られた場所だそうです。そこに見上げるような防潮堤が完成していました。
 沿岸近くに行っても、海は見えません。
 そして、防潮堤の手前には広々と雑草が広がる荒れ地が続きます。
 沿岸で暮らしていた人たちが皆、海岸から離れた場所で暮らすことを決めたために、そのままの荒れ地になっているのです。
 実は、防潮堤は、海岸沿いに事業所や家屋を建てない場合には、設置しないという前提があるそうです。しかし、山元町の沿岸には、それが適用されませんでした。
 なぜなら、震災直後の避難所で住人や事業所の責任者から同意書を取り付けてしまったからです。
 誰も住まず、誰も事業もしない場所に延々と続く防潮堤。その頂上に登ってしか見えない海を眺めてながら、これだとサーフィンに来る人も減るかも知れないと思いました。
 防潮堤がなければ津波に翻弄される。だから、住人のためにつくってやるんだと考えたわけではないでしょう。
 しかし、東北沿岸に延々と伸びる防潮堤は、何事も短絡的で無責任な国になってしまったニッポンの象徴のように見えたのは私だけでしょうか?
 

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