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『海は見えるか』34

JUGEMテーマ:小説/詩


震災遺構の問題とならんで、メディアが各被災地で取り上げたのが、防潮堤の問題でした。再び同程度の津波が来ても、今度は堤防が防ぐ――という発想の下、震災直後から政府は、東北の太平洋沿岸に、今までにない強固で高い防潮堤の建設を決めました。
 国民の命を災害から守るのですから、迅速で徹底した対応は当然で、当初はさしたる話題にもならなかった気がします。
 
 しかし、いざ現実に防潮堤の建設が始まると、あちらこちらから防潮堤の是非を問う声が上がってきました。
 問題となったのは、規模と費用でした。防潮堤の総延長は約400キロ。直線距離にすると東京―大阪間に匹敵する距離です。そこに最大高さ15.5メートルもの堤防を建設。総事業費は約1兆円に上るという巨大プロジェクトでした。
 元あった防潮堤を超えて津波被害が甚大になった教訓からの建設なのですが、果たしてそこまでして防潮堤が必要なのだろうかという疑問が当然湧いてくるのは当然でした。
 しかし、防潮堤は震災直後のどさくさの中で、大半の被災者が建設に同意したと言われています。しかし、当の被災者の多くは、そんな同意書にサインしたことすら記憶にないという人も大勢いたようです。それでも、防潮堤建設は一刻を惜しむように建設が始まりました。
 
 

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