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  • 2018.01.18 Thursday
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ジャーナリストよ!

 連載小説の資料として、マックス・ヴェーバーの『職業としての政治』(岩波文庫・脇圭平訳)を再読している。その中で、思わず唸ってしまった箇所を見つけた。
 少し長いのだが、引用する。
 
(ジャーナリストは)性格の弱い人間、ことに、身分的に安定した地位にいないと精神のバランスがとれないような人間には最も不向きである。若い学者の生活にも冒険はあるが、彼のまわりには堅固な周律が張り巡らされていて、脱線を防いでいる。

 ところが、ジャーナリストの生活はどこから見ても冒険そのもので、しかも彼はその特殊な条件の下で、おそらく他の境遇ではほとんど経験しえないような仕方で、その内的確信をテストされる。

ジャーナリストの生活を続けていくうちに何度かなめる苦い経験――そんなものは恐らく最悪の事態でも何でもない。

成功した曉にこそジャーナリストには特別に困難な内的要求が課せられる。

世間の有力者のサロンで、一見対等に、しばし皆からちやほやされて(というのは恐れられているからだが)交際するということ、しかも自分がドアの外に出た途端に、おそらく主人はお客の前で「新聞ゴロ」との交際について弁解これ努めるに違いない、と分かっていながら、なおかつ連中と付き合うというのは、それこそ生やさしいことではない。

 

=中略=

 

人間的に崩れてしまった下らぬジャーナリストがたくさんいても驚くに当たらない。

驚くべきはむしろそれにもかかわらず、この人たちの間に、立派で本当に純粋な人が――局外者には容易に想像できないほど――たくさんいるという事実の方である。 ”

 果たして、こんなジャーナリストが日本に何人いるだろうか。
 自戒を込めて、今こそ心に刻みたい。


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