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奇しくも重なった「原発」、…『ベイジン』文庫化など
- 2010.04.18 Sunday
- 新作情報
- 09:27
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- by 真山 仁
マ:読書 今月9日、幻冬舎文庫から『ベイジン』の文庫版を刊行した。
中国を舞台に、原発問題にも切り込んだ作品だ。
単行本刊行当時(2008年)は、メディアなどでは、中国の真の姿とは何かという側面をクローズアップして戴いた記憶がある。
しかし、今回は原発問題についてより多くの関心を集めそうだ。
一因は、温暖化対策の切り札として原発への注目が集まり、原発産業に強い追い風が吹いているからだ。
奇しくも今月発売の月刊『文藝春秋』では、原発問題を取り上げた「原発商戦 ニッポンはなぜ負ける」というオピニオンも掲載して戴いた。
http://www.bunshun.co.jp/mag/bungeishunju/index.htm
UAE、ベトナムと従来では考えられなかった新興国で始まった原発建設ラッシュに、原発先進国である日本が受注に失敗した。その理由と私なりの主張を取り上げて戴いた。
「奇しくも」と記したのは、『ベイジン』の文庫化や、今年2月から『別冊文藝春秋』で始めた新連載小説『コラプティオ』でも、原発問題を取り上げたからではないからだ。
たまたま、月刊「文藝春秋」の編集者と会食をしていたときに、私が日本の原発のありかたをぼやいたことを覚えてくださっていてオピニオンは実現したものだからだ。
そして、今月は『別冊文藝春秋』の発売日でもある。
『コラプティオ』のテーマは、“官邸vs新聞社”なのだが、日本の原発産業をいかに活用するかについても、小説の大きな要素になっている。
気が付くと原発問題から離れられない状態になっている自分に驚きながらも、この重要なテーマをしっかりとお伝えしたいという気持ちを新たにした。
- コメント
- 原発、中国・・・。なにやら難しそうなテーマの小説だな。これが、最初書店で手に取った私の第一印象。
ところが、読み始めた瞬間に、どっぷりはまり、感動のラストシーンにつづく作者のあとがきにまで涙した小説。この作品は700円程度で売るべきではない。私なら、7千円でも購入する。素晴らしい作品である。
こういう作品に会える喜びはそうそうない。書店でこっそり、【サシ】てある本書を、【平積み】にしている。 -
- いむゆう
- 2010/06/01 11:21 PM
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