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失われていくものは何なのか




 ワーキングプアや非正規雇用の問題が顕在化されて久しい。
 私自身も既に1年近く、追いかけている。

 そこで常に感じているのは、関係者それぞの言い分についての“違和感”だ。

 そして、先日、遂に最も恐れていた事件も起きてしまった。


 働く側からすれば、明らかに彼らは人材でも人手でもなく、使い捨てられる“加工賃(帳簿上、請負労働者はその処理されている)であり、まともな人間扱いはされない。
働きたくても働けない。最低限度の生活をしたくても、現在の労働条件ではそれはままならない。こんな社会でどう生きたらいいかという“嘆き節”が聞こえてくる。

 一方の企業からすると、「“ものづくり大国”を維持するには、派遣や請負で労働コストを落とせなければ、中国やアジアに工場を移すしかなく、現在の労働態勢は、日本の産業の空洞化を防ぐために必要なこと」なのだそうだ。

 また、政府や識者は「アメリカや中国に比べれば日本の格差なんて生やさしい」という一点にしがみついている気もする。

 私自身は、どの立場の人間の言葉と行動にも“違和感”を感じてきた。どうも各人が、自身の立場からしか発言していないように見えるからだ。そして、彼らの主張にはそれぞれ納得しがたい「言い分」も感じる。その“違和感”を小説として発表することにした。
 
 小説のタイトルは『亡国偽装』。現在発売されている『小説トリッパー 夏号』(朝日新聞出版社刊)で、連作中編としてスタートした。毎回異なるワーキングプアや非正規雇用の問題点を取り上げて見る。そして、全体を通して、私が抱く“違和感”を読者諸兄に投げかけ、一緒に考えてみたいと思っている。



 

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